専業主婦からイラストレーター、そして絵本作家へ 01

専業主婦からイラストレーター、そして絵本作家へ 01

こんにちは。
Ehonmemo 絵本メモです。
絵本やイラストを描きながら、ネットショップの仕事もしています。

わたしのこれまで – 会社やめたくないのに退職、それから。

私は学生の頃、イラストレーターになりたい、もしくは絵本作家になってみたい、と漠然と考えていました。当時いたのは、美術系の学校ではなく、普通の学部です。
なんとなく、イラストっぽいものを描いたり、デッサンの真似事をしてみたり、ノートの端にパラパラ漫画を描いたり。気がつくといつも、手元の紙は落書きでいっぱいになっていました。

アート系の職業にどうすれば就けるのかさっぱりわからず。そのまま大学を卒業して、地元の会社に就職。

その後結婚して、関西に移り住みました。
そこで、今度は別の会社に就職、翌年に子供が生まれて、保育園に預けながら、働いていました。

もうすぐ、男女雇用機会均等法が施行されるとのことで、私は、総合職の走り、みたいな感じで採用されました。当時まだ珍しかった、コンピュータが使える(前の会社で、プログラミングを覚えた)というので、中途にも関わらず採用してもらえたのです。

いい会社でした。
夫が関東地方に転勤になった時、私が やめます、と言ったところ、それじゃあ、やめなくていいように、渋谷本社に異動の手続きをしてあげる、と直属の上司が言ってくれて、ほんとうにうれしかった。やめたくなかった。。

でも夫は大反対。大激怒。(まあ、こういういろいろが離婚ていう結果になるんですが)

今から30年余り前のことで、世の中はまだまだ女性が働く環境が整っていなかったし、周囲も封建的な考えの人が多い時代でした。

結局、泣く泣く会社を辞めましたが、やめるとき、強く心に誓ったんです。

せっかく会社を辞めるのだから、今度働くときは、絶対に、どこにいても働ける仕事に就こう、日本中、いえ、世界中、どこででも、他人の都合に左右されることなく、好きな場所でできる仕事をしよう。

まだその頃は、今みたいなインターネットの時代が来るなんて想像もできませんでした。

当時は、ネット利用の仕事ではなく、イラストレーターとかデザイナーとか、そういう横文字フリーランサーの仕事を考えていました。

家にいて、ちょっとずつ勉強しよう。そうしていつか、独立して一人前のフリーランサーになるんだ、って。絵の勉強なんて、家でなんとかできるんじゃないかなって。

でも実際は,,,全く冗談じゃない。ものすごく甘かったです。

子育ては思った以上に大変で、夢なんてすっかり忘れていました

子供は可愛かったけど。夫は 家事も育児も全くしない人でした。

関西で会社勤めをしていた時は、いまでいうワンオペ育児。

だから仕事を続けるのは確かに難しかったかもしれない、とは思います。思いますが、最初に地元で就職した会社があまりにひどかったので(残業が多い月は120時間とか)、それに比べたら、関西で入った会社の方は、天国かと思いました。
公務員並みの給料、男女の賃金差もなく、残業もほとんどありませんでした。

地元の会社では、専門職で入社したのに、女だからと言う理由だけで、お茶汲みもコピー取りもお湯沸かし当番もすべてしなくてはいけませんでしたから。

だから、たいへんでも、頑張って関西のこの会社で働き続けようと思っていたんです。

でも、夫の転勤でやめざるを得なくなり、関東に引っ越して、専業主婦に。

赤ちゃんと二人きりで、知り合いも友達も近所にいない状態での子育ては、精神的にとてもきつかった。

もう少し、自分の時間がとれるのかと思っていましたが、ほとんど、自分のための時間は取れませんでした。

そうこうするうちに、息子は幼稚園に入り、二人目が生まれ、ますます忙しくなって、イラストレーターになる、などどいう夢は、はるか忘却のかなたに。

ある日、学生時代の教科書を見て、愕然とする!

ある日、片付けをしていて、ふと学生時代の教科書が目に入りました。

あ〜なつかしいなぁ、結構がんばって勉強してたなぁ、と思って、

ページを開いたところ、

 

頭の中が真っ白に。

何が書いてあるのか、さっぱりわからないのです。

 

ああ、これは、あれね、とまもなく気がついたのですが、多分30秒もかからなかったとは思うのですが。

 

一瞬とはいえ、何が書いてあるのか、理解できなかった、と言うのはかなりショックでした。

それだけ子育てに没頭していた、と言うことでもあるのですが。

でも、こんなにも忘れてしまったというのがあまりにも衝撃でした。

それから、何かしなくては、何をすればいい?と考えて、とりあえず、今できることは本を読むことかなと、まず読書の習慣を取り戻して。

そうしてしばらくして、思い出しました、

わたし、イラストレーターになりたかったんだった….

大学を卒業してから、10年以上が過ぎていました。
関西の会社をやめたとき、強く誓ったあの決心はどこへ行った、って。

02に続きます。
専業主婦からイラストレーター、絵本作家へ02