絵本を作りたい人に、おすすめの5冊

絵本を作りたい人に、おすすめの5冊

絵本を作りたい人に、おすすめの本を紹介します。どういうのがいいかなぁ、と考えていたら、すごくたくさん出てきました。

とりあえず、5冊に絞って紹介します。
いいのがあったら、また追加していくかも。

絵本を作りたい人に、おすすめの5冊

絵本作家になるための本、というよりも、まず絵本の仕組みを知るとか、とにかく手を動かして、絵本てこうなってるんだと知るための本はとてもいいです。お話を作るコツとかそういうのも知りたいし。

それから、バリバリ絵本を書いている人たちがどうやって絵本作家になったのか知りたい。
どんな空間で制作しているのかとても興味があります。

アトリエのインテリアとか、ものすごく見たいし、この空間から、あの絵本が生まれたのかーとか、そういうのを知りたい。

でもって、自分で実際に作ることができたら、もっといいな。

そういう諸々を叶えてくれる5冊。ではいきます。

とにかくおすすめ!絵本や絵本作家に興味がある人が読んでおくと、役に立つ

  • 1.絵本を作りたい人へ/土井章史、玄光社
  • 2.絵本作家という仕事/講談社編集部
  • 3.きむら式 童話の作り方/講談社現代新書
  • 4.絵本作家61人のアトリエと道具/玄光社
  • 5.えほんをつくる/栃折久美子、大月書店
  • 1.絵本を作りたいひとへ/土井章史

    絵本編集界のレジェンド、土井章史さん監修による、絵本を作りたい人向けの本。
    絵本の仕組みがどうなっているか、から始まり、各部の名称、印刷のこと、おはなしの作り方、絵の構成など、初心者向けに丁寧に解説しています。

    土井さんが主催する絵本作家養成塾から、輩出した絵本作家は、酒井駒子、どいかや、島田ゆか、、など数知れず。

    作家たちへのインタビューもあります。

    2.絵本作家という仕事/講談社編集部

    5冊の中で、いちばん強力におすすめしたいのが、この本。
    15人の絵本作家が、どのようにして、作家になっていったのか、一人12ページずつ費やして、語ってくれています。
    アトリエの写真もあって、楽しい。

    読んでみると、各人、作家になった経緯はそれぞれで、こうすれば絵本作家になれる、なんてものはないのだということがよくわかる。

    偶然の出会いだったり、コンペがきっかけだったり、思いもかけないところから依頼が来たり。

    学歴も職歴も関係ないし、こんなに 夢いっぱいで 工夫しがいのある面白い仕事があるだろうか。

    収入がともなわないという、悲しい一点をのぞけば、ね。

    この本に出てくるような、第一線で活躍している人でも、絵本の収入だけでやってくのは実は難しかったりする。
    だからこそ、このブログを書き始めたということもあるんだけど。

    とにかく、ひとりひとりの経歴がとてもおもしろくて興味深いので、ぜひ手に取ってみて!

    3.きむら式 童話の作り方/木村裕一,講談社

    「あらしのよるに」シリーズで、一世を風靡したきむらゆういちさんの、おはなしのつくりかた本。

    木村さんは天才か、っていうくらいアイデアが豊富!
    これを読むとなんだか自分にも簡単にお話が作れそうな気がして来ます。

    イラストレーターで、絵本作家になりたいという人は多いけど、お話が作れない人がとっても多い。
    絵があんなに描けるのになー、というほんとにもったいないひとを何人も見てきた。

    そういうチャーミングな絵を描ける人が、いい作家と組んで、とびきりおもしろい、いい絵本を作ってほしいな。

    「絵を描く人がお話をかけないのは、描くのが得意なもの、もしくは好きなものだけで、お話を作ろうとするからじゃないかしら。」
    と著名な童話作家が語っていたけれど、一理あると思う。

    もちろん、絵本は、必ずお話がなければいけないわけではないし、アイデアを生かしたものや立体絵本とか布絵本とかパズルとか色々あるので、お話が苦手なら、そっちで工夫するという手もある。
    あるんだけれども、やっぱり絵本の王道は、魅力的なおもしろいおはなしに、魅力的な、いい絵がついたやつだよねぇ。

    ということで、私は、この本を何度も読み返している。

    絵を描くのは大好きだけど、これを読んだら、「おはなしの達人」になりたくなった。すいすいおはなしが書けて、それに合ったいい絵が描けるなら最強!って思う。

    4.絵本作家61人のアトリエと道具/玄光社編集部

    61人の絵本作家のアトリエと、画材を紹介するという触れ込みの本。

    ちょっと価格が高めかな。きれいなカラーページが多い。
    いろんな人のアトリエが観れる、と思って買ったけど、実際に詳しく紹介しているのは12人だけ。61人とはいうものの、他の人は、半ページだけしかない。たぶん、どの人も似た感じになるからかなぁ。

    大御所みたいな方も何人かいて、とても興味深くてよかった。
    なんでも画材になる。絵の具以外にも、版画だったり、木彫だったり、古い包装紙や段ボール、自分で絵の具を塗ってそれを切り絵の材料として使う人も。

    ただ、全員アナログイラスト。アナログの画材を見たい人にはいいんだけど。

    もう少し時代に合わせて、デジタルでやってるひとも紹介してほしかったな。

    2017年のボローニャ国際絵本原画展では、デジタルイラストがすごく増えていて、びっくりだった。そういう時代なんだよね。

    ボローニャの絵本原画展にはいろいろ思うこともあるので、そのうち書きます。

    5.えほんをつくる/栃折久美子

    この本は、紹介するかどうか、とても迷った。もう絶版らしいから。だけど、とてもいい本なので、紹介します。

    中古でいいなら、まだAmazonで買えます。

    この本は、子供に向けた絵本を考えるというよりも、実際に、絵本的なものを製本するためのものです。

    モノクロ写真で、地味だけど、すっごく役に立ちます。事細かにかゆいところまで手がとどく懇切丁寧な本、本当によく行き届いた 製本の仕方を教えてくれる本です。

    この本を読んで、私は、自分で2冊製本しました。楽しい。おもしろい!
    手作りで、こんなに綺麗な本ができることにも感激。

    復刊してほしい。でなければ、新しく、カラー写真を使って、作ってほしい。

    まとめ

    >以上、5冊ね。他にも紹介したいのはあるけれど、少しだけ、やってみようかな、という気持ちになってくれるとうれしい。
    5冊とも、今も手元に置いて、しょっちゅう見てます。

    **特に、栃折久美子さんの本は、製本に役立つし、自分で作ることによって、絵本の仕組みがとーってもよく理解できます。

    栃折さんの本を手に入れた方は、実際に、手作りしてみてほしい。
    そういうのを何冊か作ったら、展覧会などで、絶対興味を持って、見てくれる人がいるから。

    作ること、手を動かすこと、を好きになってほしいです。

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